2019年8月6日火曜日

実践!慈悲の瞑想

慈悲の瞑想のやりかた

 毎朝仏壇に向かって次の無量心文を唱えます。座禅や読経の前・または後に読み上げると良いでしょう。声は出しても出さなくても結構です。

私が幸せでありますように
私の苦しみ、悲しみが無くなりますように
私の望み、想いが叶いますように 
私に悟りの光が訪れますように

私の大切な人が幸せでありますように
私の大切な人の苦しみ、悲しみが無くなりますように
私の大切な人の望み、想いが叶いますように  
私の大切な人に悟りの光が訪れますように

私の周りの人が幸せでありますように
私の周りの人の苦しみ、悲しみが無くなりますように
私の周りの人の望み、想いが叶いますように  
私の周りの人に悟りの光が訪れますように

私の嫌いな人が幸せでありますように
私の嫌いな人の苦しみ、悲しみが無くなりますように
私の嫌いな人の望み、想いが叶いますように  
私の嫌いな人に悟りの光が訪れますように

すべての生きとし生けるものが幸せでありますように
すべての生きとし生けるものの苦しみ、悲しみ が無くなりますように
すべての生きとし生けるものの望み、想いが叶いますように  
すべての生きとし生けるものに悟りの光が訪れますように


最初にご自分の幸せを祈ります。
自分が幸せでなかったら他人を幸せにできません。
幸せは内からこんこんと湧き出るものです。外の環境によって左右されません。小さなことでも幸せを感じることができます。
息を吸えるだけでも、息ができない状況を考えると幸せなのです。日常が普通に過ごせることは贅沢な幸せなのです。

 次に祈りは大切な人、他人と広げてゆきます。なるべくリアルに、実際に人々を思い出しながらあの人も、この人も幸せになってもらいたいと思いましょう。

 この無量心文では自分が嫌いな人の幸せを願っています。ここがポイントなのです。自分が嫌いな人、苦手な人、軽蔑する人を具体的に思い浮かべて、あの人も幸せになるように、と唱えてください。最初は難しいと思います。でも無理にでも、口先だけでいいから唱えてみるのです。毎日行っているとだんだんそれが本当になってきます。

 嫌いな人、苦手な人、軽蔑する人は実は自分の心の鏡です。その気持ちが大きければ大きいほど自分の心の嫌いな部分、許せない部分たその人に投影して見ているのです。世の中の全ての存在は自分の心の鏡に映った情報にすぎません。その嫌いな人、苦手な人、軽蔑する人を許すことは、自分自身を許すことになります。それによって得られる心の平安は、宇宙が無限に広がるように心が豊かに無限に広がるのです。

4 件のコメント:

  1. 結婚して妻がいるのに、別の女性の幸せを祈るのは、ルール違反でしょうか?

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    1. 人の幸せを祈るのことは良いことです。同時に家族の幸せも祈りましょうね。

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  2. 拝見致しました。ありがとうございます☆

    げんさん

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  3. お久しぶりです。まこと仏の慈悲を希う、ですね。

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